沈黙の茅の輪くぐり

 梅酒の次は神社です。

去年に引き続き、夏の大祓に行って参りました。この半年間の厄を祓い、この夏を心身ともに元気に何事もなく過ごすための神事です。◎昨年のブログ神社でおはらい - 4F Blog

チガヤというススキのような植物で作られた茅の輪(ちのわ)を通り抜けると無病息災ですごせるということなのですがその大きな輪がたたずんでいる姿は迫力あります。

 

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*ドドーンとたたずんでます

去年、近所に貼られているポスターを見て行く事にしたのですが、きっかけというのが確か仕事でちょっとバタバタしていたからだった...記憶があります。

今年も会社の仲間と私の2人で行ったのですが、彼女はいろんなトラブル続きで半ば真剣な面持ちです。この時期、篠原紙工は何か運気が下がる時期なのでしょうか??(運気のせいにしてはいけませんが)

神社に行くと去年同様、多くの方々が既に茅の輪をくぐるために並んでいました。くぐる前に神主さんが紙吹雪のようなものを私たちにふり、鈴のようなもので シャリン、シャリン と頭の上から音をふりかけます。

 

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全体で1時間くらいかかるのですが並んでいる間、一緒に行った彼女とは最近仕事で起こった出来事は話ましたがそれ以外はペラペラとお喋りするわけでもなく落ち着いた雰囲気の中、輪ををくぐる順番を待っていました。

 しばらくすると、ふと彼女が先ほど神主さんが振った鈴の音に対して『良い音でしたね』と小声で言ったのが印象的でした。私もそう思っていました。

 

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*日頃忙しくしていると沈黙とは無縁..かもですね

 誰かといるけど無駄に喋らず一緒に沈黙を楽しむ時間というのは思いのほか心地良いときがあります。沈黙でいたからこそその鈴の音がよく聞こえたし、相手との程よい距離感があるから音を内面で感じられる余裕も持てるのではないでしょうか。

 

 

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*ミニ茅の輪作り

 場合によってはその沈黙が失礼な時も多々あり...現実はその方が多いと思います。

相手との会話を続けようとすることは大切ですが沈黙をうまく使い、楽しむような事をするのも人間関係を豊かにする一つだと思います。お喋りがそんなに得意でない私の都合のいい考え方かもしれませんが。

 この神事での鈴の音は(鈴でない可能性もあります…)とても繊細な音でした。このような音をいいと思うような心の持ち主の彼女ですから何か気づきもあるはず。と思いながら今年も作ったミニ茅の輪を入り口に吊るしました。

 

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 *壁に貼付ける事ができづ...吊るし状態、神様ごめんなさい

 

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