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カレンダーにまつわる思い出

お知らせ スタッフが綴る4Fな日々

篠原紙工のFactory 4F。ここも工場の一部なのでいろんな音が常にしてます。糊付け機、レーザー、プレス機、エレベーター、館内放送、インカム電話、会話、人が行き来する音...その中でFactory 4Fの文章を書いているのですがここ最近、独特な音が鳴り響いていました。

 正体は活版のテキン君、篠原紙工の来年のカレンダーのために『ガッチャン、ガッチャン』このテキン、しばらく使われてなかったのですが篠原紙工オリジナル手作りカレンダーの仕事でやっと本来の役目が果たされたのです。

 

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人もそうですがモノもきちんと本来の役割を与えられると生き生きするものです。それだけでなく機械を操る人のおかげか?もしれないけどテキンの周りがきちんと整理されて秩序だっている感じがします。何もする事がないと周囲に物が置かれて雑然としていくのです。機械にとっても人にとっても仕事があるって幸せな事です。

 

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 *あなたお好きな紙は何月ですか?

 

篠原紙工ではちょっとしたオリジナル製品を販売していこう計画があるのですがその第一弾がカレンダー。今の時期、街へ出ると手帳とともににたくさん売っています。世間はカレンダーにお金を出して買うのか…実は私は買った経験がほぼなく。

 

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*2016年のカレンダー、篠原紙工で活版印刷してます 

 おそらくもらったモノで用が済んでいたのだと思います。現に2015年は篠原紙工の会社カレンダーを使い、かなり役立ってくれました。私はたくさんの人と会うような仕事ではないので4Fのイベントやミーティングなど大まかな事をその卓上カレンダーに書き込むだけで何とかなったのです。

 

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*2015年、現在の篠原紙工会社カレンダーのそのままのありさま

 

私の予定を裏で支えてくれたカレンダー、今年からは篠原紙工でネット販売するということで、ちょっとドキドキします。買ってくれたその人と1年間一緒にいるモノですからその人のために、カレンダー自身のためにもしっかりと役割を果たして生き生きとしてもらいたいものです。

 

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*破かずに後ろにめくっていた後でカールがついています。

 

私の現在の2015年の篠原紙工カレンダー、のり綴じの技術とミシン目の加工、活版、そして紙は触り書き心地もよいアラベールが使われたものでした。卓上なので毎月終わったら破いて捨てていくタイプだとは思うのですが私の場合、そこに書き込んでいてしかも、過去の予定も知りたい時もあるのでミシン目を破かず後ろにめくっておきました。

 今や携帯に打ち込む方も多いかと思いますが(私も使います)紙の良さは一目で全体が見れ、手で書き込んだ記憶、身体の感覚というのも予定を忘れずにいることを手助けしていると思うのです。手帳があれば一番なのでしょうが、手帳を持ち歩くという事をここ数年はしてません。気に入った手帳がないのと、どうしても手帳となると自分が手帳に合わせなくちゃならない場面があるからか?と自分を分析します。

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*社員仲間の北川さんが年初めにもとから休みの日に○が付いているのにも関わらずその上からクレヨンで赤丸をつけていてその姿がぬり絵をする子供のようにとても愛らしかったのを覚えています。私も真似をしたら確かに楽しい気分になりました。

 

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*破かずに後ろにめくっていたのでさすがに10月くらいから重みで立たなくなってしまい、仕方なく1月から破って、黒クリップで留めるという状態に。

 

 カレンダーを買える時期が過ぎた頃にやっぱり欲しい、と思った時はワードでシンプルに作成した時もありました。月ごとでわりと書くスペースに余裕があってシンプルなのが一番、と思い、簡単なのを作っていたのです。そんな事していたなぁ、今回のカレンダーの文を書くにあたり、いくつか思い出した事があります。

 

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*本来はきちんと立つ卓上カレンダーです

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*1年間がんばった、あともう少しです

 私の育った家庭は朝日新聞だったのですが毎月初めにカレンダーが広告と一緒に入っていました。母は長い間それを愛用していて彼女の机の側の壁に貼ってありました。そして家族、子供の用事、自分の用事、それぞれが鉛筆で書かれているのです。私たち子供が家を離れた後は私たちが帰って来る日に『OO帰る』という風に。そしてその横の壁にはこれまたどこかのタクシー会社から毎年もらう物がありそれは父のカレンダー。こちらも鉛筆で線が引っ張ってあったりして『OOで名古屋、大阪』と書いてあったり、母はこれを共有して私たち子供に父の予定を話してくれていたのです。

 母は月初めにこのカレンダーがないと慌てて新聞ボックスに走り『あった、あった、このカレンダーが一番』ひとり言のように言っていました。そして、彼女も過去の予定も見る時があるようで12ヶ月分全て取ってあるのです。

 そんなちょっとした朝日新聞の付録カレンダーとその思い出ですが、ここ1~2年の間父と母のライフスタイルが変化し、とうとう新聞の購読をやめてしまったのです。家に帰って新聞をめくる楽しみも消えて寂しいのですが、私は何よりカレンダーの事が気になってしまいました。「カレンダーどうするの?」「まぁ、何か代用を探すわ」の一言。あっさりしていて潔いと思ったのを覚えています。

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*イラストも毎年違ってその月にまつわるメモがちょっとあったりして、子供の頃からチラっと読んだりしていました。

 今、母はカレンダーをどうしてるっけ?と考えるのですが、そのあるべき壁の様子が思い出せない。父のカレンダーは今でも存在し相変わらず忙しそうですが、母はもしかしたらもう予定なんて書きこむ必要もない、何かから解放された感じで楽しく生活しているのかもしれない。前みたいに家族や子供の細かい予定を知っておく必要もないし、忘れたって平気、自分の好きな事をしていればいいだけなのかもしれない。カレンダーってその人のその時の生活を表現するものです。

 

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*12月で最後、1年分ので日焼けしています。1月始めが少しでも印刷されてるともっと便利かも

 来年、篠原紙工のカレンダーをあなたの側においていただけたら嬉しいです。

◎詳細&購入はこちらSHINOHARA SHIKO 

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