実演、体験もありのファクトリーツアー!
ここ数週間、社員である 海野クン(断裁、中綴じ、丁合、手加工、何でもやる人)が4Fでずーっとオレンジ色の染料で名刺の4辺に色を付けるコバ塗りという作業を黙々としていました。私は彼がこの作業をやっている姿がなぜか好きです。
その名刺コバ塗りの仕事を依頼したお客様が今回のファクトリーツアーのお客様。ウェブ関係のデザインのお仕事ですが紙にも注目して自分たちの視野を広げたい、ということでお問い合わせがありました。
*コバ塗り:紙の端、切り口に色染めをする加工。手作業でやっています!
ファクトリーツアーにはデザイン関係のお客さんが多いのですが、そこで感じるのは皆さん割とノリが良く好奇心旺盛でリラックスした感じの方が多いということ。製造業・技術系の方だとやや緊張した感じで、機械の話をしようものならこっちも返答に困るようなマニアックな質問もされるので(そこが面白いのですが)そんな時はすぐにこちらも現場の人にヘルプを出すのですが、ここ最近は始めから現場の人を引っ張り出し、ファクトリーツアー案内人をやってもらっています。
*折り機の構造の説明、どうやって機械で紙が折れるか?
今回のお客様もすごくノリが良く、同じ会社の方同士で計6名様でしたが皆さん仲も良さそうできっと良いお仕事をなさっているんだろうな、と思いました。
*断裁で切った紙の紙片
できればお客さんが頼んでくださった海野クンのコバ塗り作業を生でお見せしたかったのですが既に作業は終了、あとは納品待ちの状態でした。が、現場の人々がせっかくなら見せよう、ということでコバ塗りの用意をササッとしてちょっとした実演&体験の場を作っていました。こういう予定外のことが起こるのもFactory 4Fっぽいなぁ、と最近思います。良くも悪くもルールが無い。
時間の都合上、駆け足となってしまいましたがコバ塗りの実演&体験では大盛り上がりでした。やってよかった!
デザイン関係の方々というのもあってか『OOしたら面白いかも』とか『OOの案件とかで使えたらいいね、』など具体案が即座に会話にでていました。
そういうお話を聞いているとやはりFactory 4Fは来る方々にとって創造/知的刺激の場になれているのかな?と思うし、目指したいです。
製造業では仕事が分散されて自分たちの仕事が最終的にどんな風にお客さんに届いて喜ばれているのかが見えにくいのが現実。お客さんの反応が我々のモチベーションアップの大きな要因となることはこのファクトリーツアーを続けてきて強く感じました。
工場とお客さんをもっと直接つなげる新しい仕事、何か出来ないかな~なんて考えながらコバ塗りで大盛り上がりの皆さんを見つめていました。
最後に納品待ちのその商品はお客様が直接お持ち帰りという、無駄のないお渡しができました。重かったと思いますが、ありがとうございました!
☆Factory4F タブチ http://factory4f.com/
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