「手製本の基本のきほん」ワークショップについて

 

「本が好き」と言っても様々。

 4Fに興味を持ってくださっている方は「読書」「装丁」「デザイン性」「紙」「製本」「工場 ?」と色々いると思います。そして素敵な装丁、デザインを見て「本」という立体物を作ってみたいな...と思ったことがある方も多いのでは?

 

 すごく簡単に言ってしまえば、本は紙の束を綴じた物と私は思っています。子供の頃、遠足のしおりを作る時に順番に並んでいる紙を一枚づつ、順番を間違えないように取り(=丁合)ホチキスや紐で綴じただけで「あっ、本ができた」と思ったことを思い出します。

 

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見開きページで作るとより一般の本らしくなりますが糸や寸法計算してカバーをつけるのは難しそう…と感じるかもしれませんね。 

 しかし、一度頭をリセットしてシンプルに「紙」と「のり」だけで本は作れる、となるとどうでしょう。それだけでも本は作れると思うと勇気と想像が広がりませんか?

 

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今回のワークショップはそんなシンプルで優しい製本方法です。作りやすい手のひらサイズの「ジャバラ本」「冊子」「のり綴じ」この3つを液状のりだけで作ります。

 

 そして本作りに大切なのは主役である紙の種類とその特徴を知ることです。

 本の中にはめくりやすい本や触り心地の良い本などがあります。意識しないと何とも感じないかもしれませんが紙の種類や厚さ、綴じ方が違うだけで手に取ったときの感触、心地が全く違います。これを知っておくと紙選びの際に色々とこだわりが出てくることでしょう。

 

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このワークショップ、いわゆる仕上がりがとてもカワイイ素敵な本…という感じではないかも?しれませんがFacotry 4Fのスタッフとして私が大切と思う「本質」の要素が込められたワークショップになっております。

ここで学んだことを今度はご自身でも楽しんでもらうために最後にワークショップで使用した紙をプレゼントいたします。

ワークショップでおしまいにせず、作り方をご自身のモノにして自分だけの本作りに生かしてください。そして何か製本の新しいアイデアが生まれたり、素敵な本ができたら是非Factory 4Fと共有させてくださいね。

 

Factory4F タブチ http://factory4f.com/

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