北海道 イコロの森のご紹介、自然との関わり方

こんにちは。

 Factory 4Fではこの夏に北海道に出張ワークショップに行く事になりました。

 事の始まりは私の学生時代の友人(ランドスケープデザイン専攻)が北海道にある『イコロの森』http://www.ikor-no-mori.com/ という森でガーデナーをしており、彼女は森の世界、私は本の世界で、とお互いの仕事に興味を抱いていたところ、「イコロの森で製本ワークショップしませんか?」の声をいただきました。

 

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*HPの写真も素敵なのでぜひ見てみてください  イコロの森 | 森の庭へようこそ instagram も素敵です https://www.instagram.com/ikor_no_mori/

◎4F ワークショップの紹介はこち【イコカル】製本ワークショップ:ポケットBOOK | イコロの森 

 Factory 4Fの背景にはいろんな方々に工場に来てもらい、製本を知ってもらうというのが目的の一つでもありますが イコロの森さんも色々とイベントをやる目的の一つとして、人々にもっと森に来てもらう、植物や森のことを知ってもらう。というのがあるそうです。

  HP等を見る限りではすごく素敵でたくさん人が集まりそうなのに!北海道は豊かな美しい自然に既に囲まれている…自然が目の前にあるのだから人々はわざわざ森に行かないのか?

 

でも東京に住んでる人の目はもしかしたらちょっと違うかも….

 

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*photo:イコロ 緑が繁ってます

 

この森でのワークショップの話を仲間に話したところ「ちょうど森に行きたいなぁ、なんて思ってたんです。この仕事します。」「仕事じゃなくても個人でも行きたい。自費でもいいから実行したい。」と即答即決でした。

 

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*photo: イコロ  秋11月の霧の朝の様子!

 

イコロの森ではガーデンを案内する際に「 森の庭にようこそ 」と伝えているそうです。ガーデンというと皆さんイングリッシュガーデンを思い浮かべるかもしれませんが、イコロは北海道ガーデン。

「森の庭」という言葉、何だか一瞬、考えさせられる言葉だと思いませんか?

 私の中で北海道=自然、というイメージはありますが、これだけ森の自然に囲われているガーデンは北海道でも珍しいそうです。そして北海道という環境に適した植物、寒さや雪に耐えられる植物たちが集まった森がイコロ。

 

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*これはイングリッシュガーデン...ではありませんが英国スコットランドの野生のウサギ。都市でもこんなかわいい動物に出会えます。英国でピーターラビットの物語が生まれるのが理解できます。

 

そして私の友人の言葉が私の心を動かしました。 メールでこの言葉を受け取った際、すごく静寂というか、何とも心地よいというか、そんな気分に。

 ここは彼女の言葉をそのまま。

 ”イコロはアイヌ語で「宝物」という意味で、いわゆるガーデンおばちゃんの好きな度派手な華々しい所ではないけれど、ちいさい宝物がいっぱいある、と私は思ってます(笑)

芝生でゴロゴロするのもよし、ゆっくりお茶飲んで読書するのもよし、スケッチするのもよし、望遠レンズかついで写真撮影するのもよし。

カフェをやり始めたのも、あまり植物に興味のない人も1日イコロで過ごせたらいいな、って。きっと東京の人は好きだと思うけどなぁ。”

 

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*photo:イコロ 

 

東京の人

私もその1人。自然にふれあうとは?と考えてみました。

 東京は便利で何でも早くて楽しい事もたくさんあるけれど、無音もしくは静かに自然の音だけに包まれるという環境を作るのは難しい....と思う事があります。

 例えば私の家、静かなアパートを選んだのですが、それでも家でぼーっとしているといろんな音が聞こえるのです。車、バイク、自転車を駐輪する音、誰かの足音、工事、酔っぱらい、ドアを閉める音、ちょっとした生活音がたくさん。そして私も出していて。

 小さな事だけれど平日と週末では音が違っていて平日はやはり世の中が動いているので音もたくさんある気がします。一番静かだと感じるのは日曜の早朝。一週間の中で一番静かじゃないかな。

 

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*photo:イコロ 中のフサフサしてるのが花だそう

 でも自然の音というのは気にならず、むしろ心地よく感じます。朝はチュンチュンと鳥が鳴いている音は本当に心地よくて私なりの東京での自然との触れ合い、感じ方です。アパートの窓からは建物しか見えないけれど鳥が近くに来ると嬉しくなってしまいます。もう隠居の域でしょうか?

 ある意味 東京だとこうした喧騒の中ガヤガヤしつつも、ふっとした瞬間の静寂や自然がひょっこり現れるのが楽しくい。ふと、我に返らされ、そしてより自然への感謝の念も出てきます。やはり自然とは人間にとって必要なのですね。

 

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*photo イコロ  セダム マトロナというお花

 

こういう事に気がつくようになった自分の変化もおもしろいのですが、

自分にとって何が心地よくて何が必要で不必要か、どんな事を大切にしたいか、いわゆる自分の軸みたいなのができてくると何に対しても感覚が鋭く敏感になるのではないかと思います。

 私の場合は一つそれが音という形であらわれましたが、みなさんの中にも何か自分だけにしか分からない変化ってありませんか?

もし見つけた場合はその感覚を無視しないで一体これは何だろう?と考えながら大切にしてみてくださいね。

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