4Fes! 2018 トークイベントのご紹介
こんにちは。
11月17日(土)13:30(受付開始時間)〜19:00
今までとはちょっと違う、4Fes! を開催します。4Fes! TALK x TALK | Peatix
規模は小さいけれど、内容は濃い2つのトークイベントです。
ちょっと内容がマニアックなので、ブログで補足をしますね。
トーク① 14:00-16:00 「古の製本 今昔トーク!」
こちらはトークと題して公開取材です。
印刷、紙加工の専門誌『デザインの引き出し』で連載中の
「 古 (いにしえ) の製本に挑戦!」皆さんご存知でしょうか?
*当日は今までの「古(いにしえ)の本」の展示も行なっています!
明治~昭和初期の造本は今見ると「どうやってつくっているんだろう…?」
と思うユニークな本が多かったようです。
この連載ではその頃の製本を今の技術でどう作るか、
そして、もしそれを大量生産する場合にはどう作るか?
という実験レポートの連載です。
篠原紙工では「古の本チーム」を組んで毎号、数ある造本の中から
1冊選び、頭と手そして想像力! を使いその選んだ本の復刻版と、
量産バージョンを作っています。
そして毎回製作が終わるとグラフィック社の方に取材をしてもらうのですが
その取材は本当にいつも楽しそうです。
さて、公開取材ということで、
この「4Fes!TALK xTALK」で話した事が次号の記事になるわけですが、
次号の内容は、その明治〜昭和初期 当時の中でも特に奇想天外な本を作っていた
斎藤昌三の「新富町多輿里」という本を篠原紙工の技術で再現します。
おそらく…トークのキーワードは「紙型」になるのではないでしょうか。
さて紙型って一体なんでしょう…。お楽しみに!
このトーク①では「古の製本に挑戦!」の連載内容をしっかりと
知ることができるほか、昔は手作業で作っていた造本が機械を使った
量産になるとどう変化するのか、そして工場で機械を使って物を作るって
裏でどういう制約があって工場で働く人のどんな創意工夫がされているのか?
という事を垣間見ることができます。
ゲストは2人。
『デザインの引き出し』の編集長 津田淳子さんと
毎号「古の製本に挑戦!」の記事を書いてくださっている
ライターの杉瀬由希さん。
そして、篠原紙工からは古の本チームのメンバーである
新島龍彦と増渕みづ紀の2人がトークに参加します。
16:00~17:00「古の製本 海苔本ができるまで」
そして次のトーク②が始まるまでの1時間は過去に製作した
「古の製本」の中でも特にびっくりな素材を使った本、
「海苔本(のりほん)」 の作り方を工場で実演。
海苔は食べる海苔!ですよ。
篠原紙工の古の本チームはどのようにその古本を読み解き、
形にし、そして機械で量産可能な工夫をしたのでしょうか?
今回はその場で海苔本を作り、できたその本は(数は限られますが…)
販売もするのでぜひとも本好きの方は一つ所蔵してみてはいかがでしょうか?
トーク② 17:00~19:00「本をめで隊スペシャル!~紙を選ぶ~」
こちらは4Fのイベントの中でも地味に長く続いている小さなイベント。
毎回、何かしら紙にまつわるテーマを出して
マニアックな切り口で話し合う場です。
今回のテーマは、「紙を選ぶ」
製本、印刷、デザイン、その他紙にまつわるお仕事の方々は
多種多様なあの紙の見本帳の中からどうやって適切な紙を選んでいるのでしょう?
同じ紙関係の仕事でもそれぞれのポジションで選ぶ特徴があるかもしれませんね。
しかし最終的にはその選ぶ方の感覚、思考だと思います。
トークでは篠原紙工の篠原慶丞と3人のゲストを中心に
彼らの紙を選ぶときの頭の中を見せていただきます。
お客さんもトークに参加できますので自分はどうやって選んでいるだろう…?
と考えておくとより一層楽しいイベントになりますよ!
<ゲスト>
小熊千佳子(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
西谷浩太郎(平和紙業株式会社・東京販売促進部)
ゲスト3名とFactory 4F(篠原紙工) 篠原慶丞の計4名のトーク。
選ぶ...。
紙に限らず、私たちは何を軸に日々「選択」をしているのでしょうか?
4Fes!のイベントが着々と進んでいる中、そんなことを考えました。T
◎今回は前払い予約制です。
ちょっと時間が長いイベント?と感じるかもしれませんが
当日、入退場は自由なのでお気軽に考えてお越し下さい!
お申し込み↓