来る人にワクワクを与えるファクトリーツアー

ファクトリーツアーを続けて約5年目、工場での仕事内容や人員も変化し、それはファクトリーツアーにも少なからず響いています。

しばらく別の社員が案内していたのですが、ここ最近は再び私が案内を担当することになりました。

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久々の自分が案内するファクトリーツアーをどのようにしようかと方向性を考えていたのですが、会社の今現在を見ると4年前と比べて仕事の内容がガラリと変わっていることに改めて...気づきました。

 

電子書籍やペーパージュエリーの ikue http://ikue.work/ の製作であったり、もちろん商業冊子製本もしているのですが、それだけの会社ではなくなってきているのが今の篠原紙工です。

なのでここ最近のファクトリーツアーの際も商業冊子だけを紹介するというよりこの会社がどんな動きをしているのかということを紹介する比重の方が大きくなってきたのです。

 

先日は団体さんをご案内。

みなさま紙業界の方々だったのでこの日は通常のファクトリーツアーというより、業界向けに内容を変えて篠原をメインに私と2人で案内させていただきました。

紙業界の方々といえども工場をじっくり見学した経験はあまりないようで普段自分たちが扱っている紙がどのように仕上がるのかを見学し色々と納得されているようでした。

 

どんな職種にも通じることかもしれませんが、今や仕事は細かく分業化され、大きな流れの中のごく一部であって最初から最後まで携わることができないのが近代においての仕事なのだと思います。

なので紙関係の方が弊社の工場で『おお、なるほど。そういうことだったのか!』『いや、知らなかったすごい!』という声を聞くと私自身も嬉しくなります。

 

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案内の時間は約2時間から2時間半。

最後の方はお客さんも慣れてくるせいか会話もはずみ、4Fにある過去の製作物を手に取って見たり、印刷加工連の文具を購入してくださったりして楽しいひと時を過ごされます。

 

そしてここ最近、最後に私がよく感じることが一つあります。

それはお客さんが帰る際にみなさん、イキイキされて帰っていくのです。中には『本当に!楽しかった!』と感情を込めて言ってくださる方もいらっしゃいます。

 

それは単に工場を見学するという非日常からだけの喜びではなく、篠原紙工という会社を通して物事の考え方、新しいことにチャレンジしていくエネルギーみたいなものを感じ取ってくれているのかもしれません。

 

何かしら良い影響がFactory 4F (篠原紙工) が提供できているとしたらこんなに嬉しいことはありません。これからも少しずつ工夫をしてファクトリーツアーを続けていきますので皆様どうぞよろしくお願いいたします。

T

 

*ただいまHP上のイベントページに開催日をアップしておらず申し訳ありません。

ファクトリーツアーに興味のある方はmado@factory4f.com(タブチまで)