雑誌 『POPEYE』 にちょっと出ました
篠原紙工のメンバー新島龍彦 氏 が雑誌『POPEYE』に載っていました。
テーマは『こんな仕事があったのか。』
取材のことや発売されたことも聞いていたのに、
なぜだかそのことを宣伝しようとも
ブログに書こうともしなかったなんて、
なんてのんきなのでしょう.....。
働き方が多様化してきた時代になりつつあります。
会社勤めをしながら他にも仕事をやっている人、
シェアオフィスを使ってフリーでも集まれる居場所を持っている人、
企業側も副業をススメるところもあるようで、世の中がいろんな生き方
を受け入れ始めて面白い時代になってきています。
今回、POPEYEで取り上げられた篠原紙工の新島くんは
いわゆる副業...の部類になるのかな?
副業というと勤務先の仕事内容と全く別の顔の持ち主、
という印象があるかもしれませんが彼の場合は手で本を作り出す、
『造本家』というお仕事。
プライベートでも本、会社でも本。
紙を売るお店でアルバイトをしていた経験から
彼に聞けばだいたいの紙の銘柄もわかってしまうほど、紙好きでもあります。
新島氏はどれでしょう...。
会社での仕事と個人の仕事の分け隔てが見えにくく、
彼が会社の作業場で手を動かしているのが篠原紙工の仕事なのか、
個人の仕事なのか側から見て分からないぐらい、
彼は『本の人』です。
篠原紙工としてはそんな彼の活動を会社や
製本業界にも良い刺激になるととらえて応援しています。
(彼の活動についてはこちら↓)
about | 新島龍彦 Niijima Tatsuhiko
いました!これです。普段もこのイラスト通り。
企業が働き方の多様性を受け入れつつある背景には、
会社が社員の一生を面倒みる、というような考えや
システム自体に限界がきているのと同時に
社員が自由に働くことによって物事を
捉える視点が代わり本業の方へ新しいアイデアや
イノベーションがうまれ、その結果、会社もよくなる、
ということが期待されているのだと想像しているのですが、
実際、どれだけの企業が新しい働き方を受け入れ実行しているのか、
そして行動力のある社員がどれくらいいるのか、その点は分かりません。
新しい働き方をしたくても目の前の大量の仕事の波に
追われ行動に移せない会社もたくさんいることでしょう。
世の中の大多数でいうとまだまだ、だと思いますが今号の『POPEYE』に出ている
ユニークな方々の仕事や考え方からはヒントや勇気が得られます。
私もパラパラとページをめくっていて夢が膨らみました。
作業中よく音楽はかけていますが....新島氏がヒップホップとは知らなかった...
それと同時にそもそも自分が何をしたいかわからない、
という人もきっとたくさんいるだろうと思いました。
私自身も『これが大好きで今、こうして仕事してます。』
というものがありません。
なんとなく(今も)流れに任せている。という感じです。
好きな仕事を見つけ出して何者かになる、
という考えはもちろん憧れますが、
日々目の前にある仕事や周りの人、
働くことにおいて自分の心地よさということに
もっとフォーカスしてコツコツと自分の世界観を
仕事で作り上げていればそれなりにそこで幸せや
やりがいというものは作ることができると私は思います。
何者にもなろうとしない、
いい意味で執着しないというか、
楽しい模索はいいけれど、
辛い模索はしなくていい。
私自身も悩んだ時代があったから書けることですが
(今も悩みはつきものですが、)
はたして自分が一体どういう状態だったら心地よいのか?
ということをきちんと知る。
職場も変えるわけでもなく、他に仕事を始めるわけでもないですが
これも大事な新しい働き方の心の一つな気がします。T
*まだ間に合うかな?