自分軸で就職を考える学生さん
昨日はファクトリーツアー。
計2名だったのですが偶然にもお2人とも学生さん。
久しぶりに団体ではなく個人で参加してくださった方々でした。
工場を見学中2人ともゆっくり、じっくり質問するのが印象的でした。
現場のオペレーターには機械のことや技術のことよりも、
どうしてこの仕事に就いたのですか?
1日中ずっとこの作業してるんですか?
どんなこと考えながら仕事をしているのですか?
シンプルな質問でとても興味深い問答のやりとりがオペレーター
との間で交わされていました。
例えば断裁のところでは、
『断裁は紙の四方をただ断ればいい仕事もあれば
案件によっては複雑だから最後の工程を考えつつ断る
場合もあってそういう時は神経使いますね....色々です。』
折り部門では...
『新しい(紙の)折り方などを開発したくてもつい目の前の
仕事に追われてしまってる自分がいる。でもこの会社では仕事を通して
やりたいことをチャレンジさせてもらえる』
といったオペレーターの声などもお客さんの質問を通して聞けました。
2人とも就職のことで悩み、考えているというところも共通点で、
動いている仕事がすぐ目の前で作られている
ものづくりの現場に興味をもち、篠原紙工に導かれたようでした。
やみくもにエントリーシートを書くことができない、
周りの就職活動の波にどうしても乗れない、という自分の声に
とても正直なお二人で私の中でとても親近感がわきました。
Factory 4F のファクトリーツアーに来る学生さんは
働き方や自分の生き方を真剣に悩み考えている方が多く、
私も過去の自分の人生と照らし合わせながら何かお役に立てれば、
と精一杯なのですが、何せ私自身が全く就職活動をしてこなかった
人生なので、大そうなことは言えず。
ただ、こうしてFactory 4Fが学生さんから見て魅力的な場所であり、
働いてみたい会社に見てもらえるのは
本当にありがたいことで、
その期待通りの会社であることを目指したいなと思います。
ファクトリーツアーで会社を案内し、
お客さんの喜んだ様子を見るたびに
篠原紙工にはまだまだ可能性もあって変化していけるという
勇気をいただいている気がします。
就職活動をしていらっしゃる学生さんに限らず、
私も相変わらずいつも
『このままでいいのだろうか?』と考えてしまうタイプ。
でもこの小さな悩みと自問自答の繰り返しが
運や出会いを運んできてくれているのかもしれません。
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