予期せぬ旅
私は毎年夏になるとイギリスへ行くのですが、
今年は London Design Festivalで印刷加工連 の
文具が展示販売されるとのことで
自分の夏休みの延長でそのままロンドンに移動しました。
視察も含めてということで
篠原も参加することになり、
約1週間ロンドンに滞在しました。
ひょんなことから、
ロンドンを拠点に活動している
日本人デザイナーさんとの出会いがあり、
出会いからいろいろな情報をいただき、
トントン拍子で予想外の予定で1週間埋まり、
製本会社を訪ねる機会にも恵まれました。
ロンドンの製本会社は
これでもかっ、というほど伝統と歴史を
感じさせるところが多々あり、
改めてイギリスという国の性質を再確認。
ここ数年、ありがたいことに
海外の展示会に行く機会が重なっていたのですが
展示会は大きな会場に1日中いることが基本。
商品の説明やお客さんの対応が大半なので
あまり日本にいるのと変わらない感じですが
今回は視察する時間がたっぷりあり、
今までの自分たちの考えや価値観を見直し、
内面を一度リセットして視野を広げる経験ができました。
出張、仕事として行ったつもりですが
本当の「旅」だったかもしれません。
イギリスは私にとって
とても縁が深い国。
生き方や自分の在り方を
考えるきっかけをくれたのも、
私が製本と出会えたのもこの国。
その国で、
現在勤務する会社の社長を「製本」を通して
案内できることが私にはとても光栄でした。
多忙な社長が時間を作り、
ロンドンに来てくれたことに感謝ですし、
社長不在の篠原紙工を
支えてくれた社員にも心から感謝です。
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