篠原紙工のオリジナル名刺箱

どんな方でも長く仕事をしていたら嬉しい出来事や感動する場面ってあると思うのですが、皆さんはどんな時でしょうか?

先日、普段からお世話になっている会社さんから篠原紙工が納めた製品に対して感動のメールをいただきました。

その会社さんからは名刺のコバ塗りを依頼され、仕上げの際に篠原紙工オリジナルの箱に名刺を入れて納品したのですが、その名刺箱に関しての感動の声でした。


ずっと前から私たち篠原紙工の中でも名刺案件にはオリジナルの箱に入れて納品したいと考えていたところ、若手社員のひとりが黙々とデザインと試作を重ねてくれていました。
今回、偶然にも名刺箱が仕上がるのと同時くらいに名刺案件のお仕事をいただいたので初めて名刺をオリジナルの箱に収めて納品することができました。

普段から付き合いがある会社さんなだけに私たちの細かい想いをキャッチしてくれていていてメールをいただいたこちらが感動してしまいました。

以下はそのお客様よりいただいた言葉です。

「とてもシンプルなその箱は、決して目立つものではありませんが、すっと背筋の伸びるような楚々とした佇まいが美しく感じました。」


「主張の強いデザインではないため中身の名刺をよく引き立て、より美しく見せてくれる名刺箱。シンプルな白い箱には、僕たちにとって『何か引っ掛かる、びびっとくる魅力』が溢れていました。まるで白い箱の中から設計者の誠意や、篠原紙工さまのさり気ない思いやりの気持ちが溢れているようにも感じられたのです。」


「これは完全に私の想像ですが、篠原紙工の社員の方がご自身の勤める会社、 篠原紙工のために自分の出来ることを活かして設計されたものなのでしょう。篠原紙工さまのカラーをよくとらえた秀逸なデザインと機能性に、設計者であるその方ご自身、更には篠原紙工さまの思いが込められているように感じました。」

 

この名刺箱を設計した篠原紙工の社員のことまで想像力を働かして言葉をいただけたことが私は嬉しかったです。

この名刺箱が出来上がるまでの背景には様々なストーリーがありました。
そのストーリーや私たちの想いをかたちにすることができ、篠原紙工としては理想とする制作物でした。
やっぱり最初から最後まで良いエネルギーを(誰かを喜ばせたい、感動させたい、)という想いが社内で一丸となることは本当に大切なことだと改めて感じました。


何かプロジェクトをやる時の本来の目的、または他人の発言の意図することが、心の奥底で共有できている時って、物事が自然の流れにのってスムーズにいく...そんな風に感じたことはありませんか?

今回の名刺箱を制作するにあたって、篠原紙工では若手社員が能力を発揮してくれたのですが、周りの人からのアドバイスを素直に受け入れて自分なりにその言葉の意味を噛み砕いて受け入れて、できた結果がこの名刺箱でした。

アドバイスを伝える側と、聞き入れる側の間には何が大切で、何が一番の目的なのかを言葉で言わなくても理解し合えているような状態だったのだろうな....この名刺箱ができるまでの話を社内で聞いて、そんなことを感じました。
この名刺箱がどのような経緯で作られたのか、こちらのブログで次回ご紹介しますね。T

f:id:Factory4F:20200508162151j:plain