朱印帳ってそもそも何だ?
こんにちは、Factory 4Fのタブチです。
ワークショップのお知らせです。
11月20日(金)19:30~21:30、Factory 4F で『朱印帳をつくろう!』と題して朱印帳を手で作ります。講師は手製本で有名な 株式会社 博勝堂さんから講師をお招きします。プロの技ですが気をはらず、皆さんお気軽に参加してくださいね。
さて、ブログでイベントの告知をするのも大切ですが、
そもそも 朱印帳とは?4Fで作ったはいいけど、その後どうする?絵を描いたり、アイデア帳にしたりと何かに使っていただければ幸いですが、家の片隅にホコリをかぶってしまう可能性も無きにしもあらずでは...。
朱印帳はもともとは写経を書いてお寺に納めに行った時に頂く印でしたがいつからか参拝の証としてもらえるようになったと言われています。それがお寺だけでなく神社にも徐々に広まっていたそうです。
*博勝堂さんのHPより
御朱印にはお守りやお札のように神仏やそのお寺・神社の名前が書いてあるので神様の分身と考えられて良いものです。そして、一字一字、心を込めて丁寧に書き押ししてくれるのが本来のもので、印刷物とは違って同じ物はないので粗末にしてはならないのです。あの文字の独特なライン等とても美しいですよね、外国人にはきっともっと新鮮に見えることでしょう。
初めにも書きましたが、もともとは写経をして神社に「お納め」することが目的でしたがいつの間にか写経を納めなくても参拝の証として「判」をもらえるようになり、巡礼信仰と結びついてますます盛んになったそうです。有名なところだと四国八十八ヶ所とかですね。巡礼しそこでそこでその判を頂くとその功徳により地獄にいかない、願いが叶ったり成功したりするという古くからの信仰に基づいたものです。
このことを考えると写経もしない、お参りもしない、ただ朱印だけをもらうのは本来の尊い意味からだいぶかけ離れてしまいます。
『御朱印帳ね、あっ、スタンプラリーみたいなものね、』と簡単にイメージしやすいかとは思いますが、ちょっと違うということを頭と心に入れておきたいですね。
このことをちょっと知っておくだけで、じゃあせっかく作った朱印帳をきっかけにお寺や神社巡りをしてみようとか、近所の神社に行ってみようか、はたまた仏教や神道にまつわる本を読んでみようか、とかいろんな方向に広がるのではないでしょうか?
もちろん、ジャバラ本の作り方、製本の技術を学ぶために!の参加でも色々と広がりますね。
どんな方が参加されるのか楽しみです。
*写真はFactory 4Fがある土地の氏神さまがいる東大島神社、夏に社員同士で半年のお大祓 に行ってきました。
◎詳細&参加申し込み