印刷会社の後継者の方々に向けてのセミナー...というよりメッセージ!
みなさんこんにちは。
先日、日本プリンティングアカデミー(JPA)http://www.jpa.ac.jpという印刷会社の後継者を育成する印刷専門学校で篠原がセミナーを行い、その一環で今度はJPAの生徒さんが篠原紙工の工場を見学ということで皆さん大雨の中来てくださいました。
生徒さんは20代、30代と若い方々で会社を継ぐ前に違う業種についている方も多く、現職でもとても充実したビジネスライフを送っている方も多いとか。
*日本各地から集合したJPAの生徒さん達
そんな方々の中、第一回目のJPAでのセミナーの初めに篠原は『自分の会社を喜んで継ぎたい思ってる人〜??』となんとも単刀直入に聞いたらしく、そして驚く事に全員が、実のところ喜んで継ぎたいわけではない...の答えだったそうです。
篠原自身もかつてその1人だったのでその気持ちがよーく分かるようで『その答えを待ってました〜!』と言わんばかりに普段の炸裂トークが始まったのでは...と私は想像しております。
実際のところ先行き不安な印刷、製本、紙業界で喜んで働く若者はいないかもしれませんがそういう傾きかけたところにも新しい価値を作り出す事に情熱さえ感じればきっと道は開ける、しかもそれが自分の会社ともなればある意味ではいろんなチャレンジができるのだから諦めず、失敗を恐れずに勇気をもって!ということを伝えたのだと思います。(熱いですね)
篠原紙工も工場をオープンにするのをコンセプトにFactory 4Fを始めたり、通常の仕事でもリスクを抱えながらも未知なことにチャレンジしている会社だとつくづく思います。
*プラッターに立って断裁の説明
篠原は工場見学にいらっしゃった生徒さん達に向けて技術的なことや機械をどれだけ持っている、というような内容の話よりも経営者としての新しい仕事の考え方、自分がどんな事をして生きて行きたいか、その上で自分の会社をどう回すか、というような感じの話をしていて、ふと、「この話って、印刷製本業界に限らず、どんな人にでもいえることだよなぁ....」とあらためて考えました。
ものすごいスピードで変わる世の中、きっとこの先どうやって生きていこうと悩む人も多いはず、でも自分がどう生きて行きたいか、その上でどう働きたいか、という事が分かってくるとどんな仕事でもやりがいは生まれて来るのかもしれない。そして結果、生きて行く為のお金もついてくるのかもしれない。
それがむつかしいのだよぉ.....
という声が出てくると思いますがそこもやはり、諦めず、試行錯誤しながら行動していくのが一番の近道なのかな、と思います。
少しでもJPAの生徒さん達が勇気とワクワク感に溢れた時間が過ごせた事を願います。
☆Factory4F タブチ http://factory4f.com/