江東区の歩くワクワクを作る

『地域を盛上げていこう!』という動きは日本全国あります。

私は比較的に東京から近い地方出身者ですが両親は関西であるせいか、生まれ育った土着の文化にどうしても一歩引き気味で、県民アイデンティティのようなものがありません。なので故郷に対する情熱が薄く、故郷を熱く語る人に出会うと羨ましいです。

 

日本人としてのアイデンティティみたいなものはあるけれど、それより一歩狭い世界になるとどうしても自分が根無し草の様に感じてしまいます。それもいかがなものでしょう...。

 

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* 和船に乗る体験ができる!https://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/douro/7476/7477.html

 

ところがFactory 4F(篠原紙工)で仕事をするようになってから『根っから東京!』という文化に触れている感じがします。

 東京の下町と言うか、家族代々からの工場経営だったり、近所や業界同士のことを考えて仕事を回していたりと私がこれまで働いた組織とは全く違う空気。今まで思ってた東京のイメージとは違い、私にとっては新しい文化に触れさせてもらっています。

 故郷でなくとも仕事を通して少しは郷土愛みたいなものに触れられるかも...と思っています。

 

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そして地方出身者からしてみたら東京はこれ以上盛上げる必要はないのでは?

と思っていたのにいざ中に入ってみると東京の区間で微妙に違う文化があったり、制度が大きく違っていたり、人の様子も違っていたりと東京って広い!どの区も盛上げていこうとガンバってるんだなぁ、これこそ活気か、と思います。

 そしてFactory 4Fは江東区に所在しております。縁あって江東区や葛飾区出身で自分たちの住む街をより良くしていきたい、という若い人達の出会いに恵まれFactory 4Fとしても何か協力できないかと只今模索中であります。模索と言っても単なる話し合いではなく実際に街や江東区周辺にある水辺を散策してあーだ、こーだ、と話しながらの模索でとても楽しく、歴史や自然の勉強になります。

 

それこそ江東区周辺のおもしろさでここらは入り組んだ川がたくさんあるのです。素人にはどこがどう繋がってどれが何の川なのかさっぱりです....が、メンバーの中に水辺の自然環境に詳しい方や江東区のことを何でも知ってる人がいるので少しずつ頭の中で地図や知識をつなげています。

 

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*小名木川をひたすら歩き、どうしたらより楽しめるか?と

 

東京街案内というと全体的にお店紹介が多い所が注目され、江東区だと清澄白河がそれに適した人気のエリアです。オシャレなお店や飲食店も多く週末になると東京に住んでいる?と思われる観光客が多く見られ不思議ですがこのブームは江東区にはありがたい。

 

しかしその清澄白河周辺だけで買い物や食事をしてFactory 4Fのある方まで来る人はほぼいないと思われる。確かに魅力的なお店はないかも...だけど。清澄白河で遊んだ後ただ川に沿って歩くというのも悪くはないんじゃ?お金を使わない遊びの一つとして。

 

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*かかしコンクール in 清澄白河 たまごの卵白を表現、でいいのでしょう。

 

私はモノにお金を使わない日、お金に頼らない遊びというのがこの世にもっともっとあって良いと思っています。それには消費者の楽しむということに対して意識の変化がないと簡単には普及しないと思うけれど、そんなちょっと変わった、新しい価値観がFactory 4Fや江東区を愛する若者達と作っていけたら良いな、と考えています。

 

小さいことだけれど動いていきますのでお楽しみに。

 

 

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 *工場と自然、相反するものでも共存していければ

 

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*謎な実、江東区にはこの木がたくさんあるとか

 

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