4F製本教室の紹介
地味にゆっくりと製本の魅力や面白さ、知るきっかけを発信しているFactory 4Fですが今回は3回シリーズでの製本ワークショップ開催。
講師は今までも4Fでワークショップを行ってくださった、田茂山 仁 先生(柿澤憲専堂製本株式会社・東京都製本工業組合 - 東京製本高等技術専門校)
漢字ばかりで長いご紹介?
私たち製本会社は製本組合というのに入っていてそこには製本学校というのがあります。(主に手製本や機械の使い方等を学びます)
そこで講師をしている方が田茂山 仁 先生です。
*過去のワークショップ『 継ぎ表紙の上製本づくり 』
篠原紙工からも毎年1名、終業後に学校へ通っています。卒業したある社員の案で『製本学校の先生を招いて4Fで出来たらいいね、』ということから始まった企画なのですが、今までのワークショップで田茂山先生ご自身も楽しんでくださったようで!今回3回はシリーズの教室になりました。
さて、3回シリーズワークショップ、最終的にできるモノは『箱入りの文庫本』と考えていただければ良いかと思います。2月11日の第1回目は、『紙の束(つか・たば)が本になるまでの工程を知る、学ぶ』です。
まず、先生が持ってきてくださる文庫本の背をザックリ切ってしまいます。(本を切るって何だかバチが当たりそうな気がするのは私だけですかね。)
想像すると1枚1枚ペラの紙になりますね。(バラバラに落としたらページが大変になる状態!)その紙(本)を揃えて背を糊で軽く固めます。この状態だと、いわゆるペリペリはがせるメモ帳の状態。(分厚い状態です)そこからさらに薄く束の状態でナイフで裂きます。
*指で上げた部分の束は糊で固められてます。分かるかな....
分解された文庫本がいくつかの糊で固められた束の状態になりました。今度は糸かがりの作業、糸でつないで束を合体させます。
*糸でかがられた全体
そして小口(本の辺)にマーブリングという技法を用います。チョコレートとかの模様でもあるやつです。
*過去のマーブリングのワークショップ
1日目はそこで終了……
何となくでも分かりますかね?
このワークショップに参加すると手製本のわりと上級に触れることができます。上級と言えども少人数で行いますのでどなたでもご参加ください。残りお席2名です!
◎お申し込み↓
☆Factory4F タブチ http://factory4f.com/